お墓のお話

お墓のお話

「お墓は誰かが継承しなければならない。」ということをご存知ですか?

多くの日本人は、「お墓は継承しなければならない。」ということを知りません。また、現在、両親が戦前生まれの人は、「何となく継承するものなのかな、自分も親のお墓に入るのかな」という意識は頭の片隅にあるかもしれません。

しかし、自分の死後そのお墓がどうなるのかについては、かなり無責任です。
(以前は公園墓地では、継承者がいなければお墓を買うことはできませんでした。)      

「お墓継承性の原則」といいます。戦前と戦後で大きく変化しました。


少し説明します。

1.法律の問題

戦前民法の家制度・・・家制度であり長男が家督を継ぎ、祭祀(葬儀、お墓、供養)も継承しなければなりませんでした。
   |                   --->    問題なし
   |
   |    ---> 大きなギャップがある

戦後民法・・・・・・・夫婦性家族であり一代限り(継承なし)、相続の平等化(子供は均等に相続)、祭祀の主宰者(葬儀・供養の主宰者)は、慣習で決めることとなっております。(決めなければならないわけではありません)
                       --->    問題あり

 

2.核家族化・家族の個人化【お墓の継承者不在】

  • 戦後、現在の民法の普及と高度経済成長期における都市部への人口流入が重なり、核家族化が急速に進みました。さらに両親が戦後世代となると、核家族化だけではなく、家族は大人になるまでの住家でしかないというような「家族の個人化」という流れに現在の日本はなっております。
  • 「核家族化」「家族の個人化」と「お墓継承の原則」は完全に相容れないものであります。
  • この問題を解決するために民法をもとの戦前の民法に再度改正するということは非現実的で考えられません。

 

  今後の展望

        核家族化・家族の個人化・一生単身者の増加

              無縁墓の増加
              環境への配慮(永遠にお墓が増え続けてしまう)

          ↓

        継承不要なお墓の模索 

          ↓         

        永代供養墓・散骨・樹木葬・納骨堂・手元供養の増加 

 

このような現状の中、私どもは継承不要なお墓をお客様のご要望に応じ、数多くご紹介させていだきます。まずは、ご相談ください。

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